転職活動をするのはまだ在職でいるうちか、退職してからかというのはよく争点になりますが、どちらにも成功事例も失敗事例もあります。
職場の事情と転職先の業界に合わせて適切な方を選ぶことが肝心です。
このタイミングを誤ったことが、転職がうまくいかない理由になっていることもあります。
退職してから転職して良かった事例として考えられるのが、エンジニアから事務職など別業種への転職でしょう。
連日のように残業に追われていて、土日も働かないと仕事が終わらない状況に立たされている状況から脱却するための転職です。
このような状況では転職について十分に思案する時間もなく、職場情報や求人情報を集めることもままなりません。
退職することで時間を確保してから仕事を探す方法を選ぶと、焦らずに転職先を吟味できるので、それが成功につながっていくでしょう。
しかし、同じようにして忙しく働いているエンジニアが、業界内でエンジニアとして別の会社に転職する場合には、在職中に転職活動をした方が良いとも考えられます。
同じ業界にいれば情報を得られる可能性がありますし、エンジニアのような専門職の場合にはエージェントを利用することができます。
スキルや勤務条件などの希望に合わせてエージェントから仕事を紹介してもらえるため、情報を集めるのにそれほど苦労しなくてすむでしょう。
エージェントと話をしながら自分の希望する転職の方向性も定めていくことができます。
その少しの時間を確保するだけであれば忙しくても支障はなく、次の仕事が見つからない不安を抱かずに転職できるのが特徴です。